福祉用具・住宅改修の株式会社 つかだアドバンス: 10月 2010

2010年10月16日土曜日

国際福祉機器展 HCR 2010 その2

こんにちは。つかだアドバンスです。


今回の国際福祉機器展でも、7月に行った国際モダンホスピタルショウでもそうだったのですがiphone・ipadをはじめとするスマートフォンを利用した介護・福祉業務支援システムのブースが目立ってたように感じました。
iPad

これらの端末は、主にサービス提供者が使うものです。一般企業では、十分浸透しつつあるIT化もやっと介護・福祉の業界に浸透し始めたかなといった感じがします。


また目新しく人気だったのが、WCV(ホイールチェアビークル)。

WCV(ホイールチェアビークル)
車イスに乗ったまま運転可能な電動バイクです。
ただ免許は、二輪でなく、普通自動車で可能だそうです。つまり、バイクに乗った事のない車イス利用者も乗れるって事ですね。
来週発売予定だそうですが、アクティブな車イス利用者っていいですね。


同じような車イス繋がりだと、プロファウンドという車イスです。
車イス・プロファンド
主に片麻痺で今まで車イスを足を使って漕いでいた方が対象です。
両足を前方のソケットに入れ、健側を使って漕ぐと患側も一緒に動くので、患側のリハビリ効果もあるというものです。もちろん片足程度の力で十分漕げるようになってます。




また介助者用の福祉用具の紹介も。
県立広島大学で開発された寝返り介助用具のカンコロ君。
寝返り介助用具カンコロ君
写真のように大腿後面から用具を挟ませ、テコの原理で下回旋させ、下肢、体幹、上肢と連動させるようです。
まだ発売は未定なため、今後さらに改良されるのでしょうが、こういった福祉用具が見られるのも国際福祉機器展の魅力ですね。


最後にもうひとつだけ。
セガトイズの夢いぬDXと夢ねこヴィーナスです。

夢いぬDX
ニンテンドーDSの脳トレで有名な川島隆太教授指導のもと、脳活性化機能が認められた商品で、以前紹介したロボットセラピーのパロやAIBOと同じ様な効果が期待できると思います。





茨城県つくば市高野439番地
029-847-1313

2010年10月9日土曜日

国際福祉機器展 HCR 2010 その1

こんにちは。
株式会社つかだアドバンスです。




今年も国際福祉機器展の季節がきましたね。

国際福祉機器展 2010 HCR


今年も9月29日~10月1日に有明の東京ビックサイトで開催されました。
ところで国際福祉機器展とは、
世界の福祉機器を総合展示
ハンドメイドの自助具から最先端技術を活用した福祉車両まで世界の福祉機器を一堂に集めた国際展示会。 保健医療・福祉・介護の各分野の制度改革や事業活動を紹介する国際シンポジウム、セミナー情報など国際福祉機器展H.C.R.に関する情報を掲載しています。
(財団法人保健福祉広報協会HPより引用)


と財団法人保健福祉広報協会のHPには掲載されています。


つまり日本で一番大きい、福祉用具を中心とした展示会なのです。
(3日間で119,451人(主催者発表)が来場しています。)


大小関係なく様々なメーカー・団体が出展しているので、私達福祉用具を扱う者にとっては、最新の知識・情報をたっぷりと仕入れる事の出来る絶好の機会なのです。
そのため、この時期が近付くとどことなくソワソワしてくる社員が増えてくる気がします。


会場では、福祉車両から車イスなどの移動機器、コミュニケーション機器、日常生活用品、リハビリ・介護予防機器など様々なブースがあります。


もちろん、これらのブースを回る事でも十分勉強になるのですが、隠れたポイントが来場者だと思います。
来場者の中には、実際に各種福祉機器を利用している(例えば車イスなど)障害者の方も多く、自分が使えるものを探しに来ているのです。
その方達を見ると福祉機器を様々な工夫やカスタムなどをして、自分が一番使いやすいように使っているため、私達が利用者様に提案する際の、ヒントが隠されているのです。


気になった商品や、人気のあったの商品などは、次のblogで紹介します。




茨城県つくば市高野439番地
029-847-1313